中国では、輸出される食品に対して、生産、加工、流通までの一連の工程を国家質量監督検験検疫総局(AQSIQ)が一元的に管理し、原料の生産業者、製造・加工業者の登録、輸出前検査を行っています。政府としては、AQSIQとの情報交換を密にし対日輸出食品の安全性問題に迅速に対応できるよう在北京日本大使館には食品安全の専門家を配置しています。さらに、輸入の際には、他国からの輸入食品と同様にA3の内容の対策を講じるとともに、中国当局及び在中国の日本大使館等から情報を収集し、必要に応じて検査強化等を行っています。
なお、中国から輸入される食品については、平成23年度において、633,733件の輸入届出件数に対して278件の食品衛生法違反があり、違反率は0.04%でした。一方、全輸出国における違反率は0.06%であり、中国からの輸入食品の違反率が特に高いという状況ではありません。
厚生労働省・輸入食品監視業務・FAQより