世界のブルーベリー生産量
世界のブルーベリー生産量はFAO(国連食糧農業機関)が公表する統計(2023年)でほぼ前年並みの122万トンとなりました。FAO統計には中国・日本の生産量が含まれていませんので、弊社独自の統計値を加えると、約185万トンとなります。中国の生産量は前年比10万トン増の65万トンに達していると見込まれており、2位のアメリカの倍近くの生産量まで急増しています。日本は約2,200トンの生産量で世界20位となっています。
世界のブルーベリー生産量動向/地域別生産シェア
世界でのブルーベリー(ワイルド、カルチベイト、ビルベリーを含む)生産量を地域別に2004年から2013年まで集計すると、2004年から2013年の10年間で生産量が2倍以上に増加しています。主にアメリカ・カナダ・チリ・アルゼンチンでの増産が寄与しています。また近年中国での栽培が著しく増加してきています。
2017年は主要産地であるアメリカ・カナダが減収となりましたが、中国・チリなど他のエリアでの増産により世界トータルの生産量も4%増加となりました。
2018年は主に中南米(ペルー・チリ・アルゼンチン)などで生産量が順調に増えて世界トータルで90万トンを超えました。
2019年はアメリカ及び中国でのカルチベイトブルーベリーの収穫量が増え、始めて世界合計で100万トンを超えました。
2020年は中国・ペルー・チリのカルチベイトブルーベリー生産量が伸び130万トンに達しました。
2021-2022年も中国の生産量は伸びを続け、2022年には世界の生産量は170万トン規模になっていると考えられます。
2023年は中国の生産量が65万トンに達し、世界全体の生産量も180万トンを超えたと見込まれています。
ブルーベリー生産量ランキング
世界でのブルーベリー(ワイルド、カルチベイト、ビルベリーを含む)2023年生産量のトップ5は中国、アメリカ、ペルー、カナダ、チリとなっています(※中国はFAO統計に含まれておらず、自社調査結果を使用しています)。モロッコが近年生産量を増やし続けており昨年初めてトップ10にランキング入りし、2023年は7位までランクを上げています。