カリフラワーの統計情報

カリフラワーの生産量、生産シェア、主要生産国の生産動向、日本の生産量などをお伝えしています。

世界各国のカリフラワー・ブロッコリー生産量

FAO統計ではカリフラワーとブロッコリーを合わせての統計となっています。中国・インドの生産量が他に比べて圧倒的に多く、この2ヶ国で世界の総生産量の73.5%を占めています(2022年)。そのためこの2ヶ国をマップから除外しています。

2022年の世界トップ10は中国、インド、アメリカ、メキシコ、スペイン、イタリア、トルコ、バングラデシュ、パキスタン、アルジェリアです。トップ3の国で世界全体の77%、トップ5で83%、トップ10の国で89%を生産しています。日本は約19万トンを生産しており世界14位となっています。


エリア別生産量推移

全世界トータルでは2600万トンのカリフラワー・ブロッコリーが生産されています。世界の74%を生産する中国・インドが属するアジアの生産量が他の地域を圧倒しています。

主要生産地域・生産国の生産量シェア

アジアが世界全体の78%を生産しており、続いてヨーロッパ8%、その他の地域13%となります。

主要生産国の生産量推移

アメリカ主要生産州でのカリフラワー生産量(2023年)

アメリカで生産されるカリフラワーの85%以上がカリフォルニア州、残りがアリゾナ州となっています。2023年にはアメリカ全体では38万トンが生産されています。


アメリカ主要生産州でのカリフラワー生産量推移

2016年以降生産量が増加傾向になっており、年間40万トン前後が生産されています。


アメリカ主要生産州でのブロッコリー生産量(2023年)

アメリカで生産されるブロッコリーの90%以上がカリフォルニア州、残りがアリゾナ州となっています。2023年にはアメリカ全体では68万トンが生産されています。


アメリカ主要生産州でのブロッコリー生産量推移

カリフラワーとは逆に2016年以降徐々に生産量が減少してきています。


アメリカ主要生産州の郡別作付面積


カリフラワー主要生産州・郡別作付面積

2022年の統計では、アメリカで生産されるカリフラワー作付面積は51,801エーカーでした。カリフォルニア州が80%を、アリゾナ州が12%をそれぞれ占めています。カリフォルニア州のモントレー郡、サンタバーバラ郡、アリゾナ州のユマ郡が主要な栽培エリアとなっています。


ブロッコリー主要生産州・郡別作付面積

2022年の統計では、アメリカで生産されるブロッコリー作付面積は51,801エーカーでした。アリゾナ州では13,000エーカーの作付面積となっていますが、実際にほとんどの郡で作付面積が未確定・未公表となっているのでカリフォルニア州のみの作付面積を表示しています。

カリフラワーと同様に太平洋に面したカリフォルニア州モントレー郡・サンタバーバラ郡・サンルイスオビスポ郡が主要な産地となっています。

カリフォルニア州の郡別作付面積

日本の統計(カリフラワー・ブロッコリー)

日本のカリフラワー生産量推移

年間2万トン前後が生産されています。2022年は22,000トンでした。


日本の都道府県別カリフラワー生産量(2022年)

生産量の多い都道府県は順に茨城県、熊本県、愛知県、埼玉県、長野県、徳島県、新潟県、福岡県、神奈川県、東京都となっています。トップ3で34%、トップ5で53%、トップ10の都道府県で76%を生産しています。


日本のブロッコリー生産量推移

全都道府県の生産量が公表されるのが数年に1度であり、全都道府県データ公開年のみの統計を表示しています。ここ10年で生産量は26%増加しています。2022年は日本全体で17万トンが生産されています。


ブロッコリー主要生産地域・都道府県

日本全国で栽培されており、気候の違いにより収穫時期がずれることから通年供給できるような体制になっています。


日本の都道府県別ブロッコリー生産量(2022年)

生産量の多い都道府県は順に北海道、埼玉県、愛知県、香川県、徳島県、長野県、長崎県、熊本県、鳥取県、群馬県となっています。トップ3で34%、トップ5で48%、トップ10の都道府県で74%を生産しています。

日本の輸入統計

冷凍ブロッコリー輸入統計

冷凍ブロッコリーの輸入統計です。最近の2年では7万トンを超える量を輸入しており、その95%以上を中国・エクアドルが占めています。

HS 0710.80-010