クランベリー統計情報

クランベリーの収穫統計、輸出入統計、生産情報などを記載しています。

世界のクランベリー生産統計

世界のクランベリー生産量

世界のクランベリー生産量はアメリカ、カナダ、トルコ、アゼルバイジャンの順となります(FAO統計2023年分)。生産量トップのアメリカだけで世界の生産量の54%を占めています。FAO統計には主要生産国のチリやペルーの統計が含まれておりませんので、弊社調べのチリの生産量を加えてマッピングしております。


世界のクランベリー生産量推移

過去10年間の生産量推移です。尿路感染症への効果が期待されるなど世界中で順調に需要が伸びており、それに応じてアメリカ・カナダを中心に作付面積・生産量が伸びています。2019~2020年はアメリカでの天候不順により2018年に比べて1割ほど少ない生産量となっています。

クランベリー:アメリカの統計

クランベリー:生産量推移

USDAはワシントン州の統計を公表しておりませんので、業界団体・弊社調査資料から生産量を推定しております。

2019年は東海岸(マサチューセッツ州、ニュージャージー州)での日照不足・低温により果実が小振りとなり、収穫量も20%程減少しました。

2020年もほぼ前年並みとなっております。

2021年は最大産地のウィスコンシン州で春の霜害、夏も多雨傾向となり大幅な減産となりました。

2022年は比較的生育が順調でオレゴン以外の産地で生産量が回復36.5万トンとなりました。2022年はほぼ前年と同じ37.5万トンとなりました。

2023年はマサチューセッツ州で減少となったものの最大のウィスコンシン州で生産量が増加しました。


クランベリー:主要生産州と生産量(2023年)


クランベリー:主要生産州の郡別作付面積(2022年)

最新(2022年版)の農業統計で公開されている郡単位の作付面積をマッピングしました

  • ウィスコンシン州はアメリカの作付面積の約32%を占めています。州中央部のウッド郡、モンロー郡、ジャクソン郡などで多く栽培されています。これら3郡で88%を占めています。
  • マサチューセッツ州はアメリカの作付面積の約30%を占めています。プリムス郡に栽培が集中しており、プリムス郡だけで州の作付面積の85%を占めています。
  • オレゴン州はアメリカの作付面積の約6%を占めています。沿岸部のカリー郡、クーズ郡で州の作付面積の98%を占めています
  • ニュージャージー州はアメリカの作付面積の約1%を占めています。バーリントン郡が最も栽培面積が多く、州の作付面積の96%を占めています

アメリカの統計:クランベリー輸出統計

アメリカからの主要輸出先と輸出量:フレッシュ・冷凍クランベリー

2013年までは年間8,000-10,000トン程輸出していましたが、2017年以降3,000-4,000トンレベルまで落ち込んでいます。


アメリカからの主要輸出先と輸出量:ドライクランベリー

ドライクランベリーは2017年以降年間8万トンを超える量が輸出されています。

クランベリー:日本の統計