世界各国のオーツ麦生産量
FAO統計によると2022年の世界のオーツ麦生産量は2,640万トンでした。
2022年の世界トップ10はカナダ、ロシア、オーストラリア、ポーランド、ブラジル、フィンランド、イギリス、スペイン、アメリカ、ドイツとなります。トップ3の国で世界全体の44%を、トップ5で54%を、トップ10の国で72%を生産しています。
オーツ麦・ロールドオーツ・オーツフレークの生産量、生産シェア、主要生産国の生産動向、輸出入統計、アメリカおよびカナダの生産量や州・郡別生産量などをお伝えしています。
FAO統計によると2022年の世界のオーツ麦生産量は2,640万トンでした。
2022年の世界トップ10はカナダ、ロシア、オーストラリア、ポーランド、ブラジル、フィンランド、イギリス、スペイン、アメリカ、ドイツとなります。トップ3の国で世界全体の44%を、トップ5で54%を、トップ10の国で72%を生産しています。
アジアが世界全体の51%を生産しており、続いてヨーロッパ30%、その他の地域19%となります。
カナダは年間約300万トンのオーツを生産しています。ここ数年は山火事・異常気象などにより大きく生産量を下げている年も増えてきました。生産量の多い順にサスカチュワン州、マニトバ州、アルバータ州となっており、この3州でカナダ全体の88%を生産しています。
カナダで2021年に生産されたオーツ麦は史上最低の260万トンに落ち込みました。アメリカと同様にコロナおよび干ばつの影響により作付面積が前年度比で15%減少し、さらに干ばつにより面積当たりの収量も前年度比33%減少したことが重なったためです。2022年は前年比80%アップの520万トンと史上最高の生産量となりました。
アメリカで2023年に生産されたオーツ麦は88万トンで、生産量の多い順にノースダコタ州、アイオワ州、ミネソタ州、サウスダコタ州、ウィスコンシン州となっており、アメリカ北中西部が主要産地となっています。この5州で全米の56%にあたる49万トンを生産しています。
年間おおむね80万トン前後が生産されています。
年間おおむね300万エーカー前後で栽培されています。この面積には食用および飼料用の両方の栽培面積が含まれています。
2022年の統計では、アメリカで生産されるオーツ麦(食用に限定)の作付面積は91万4千エーカーでした。2017年の81万4千エーカーから12%ほど作付面積が増えています。
ノースダコタ州ボッティンオー郡・キダー郡・レンビル郡、ミネソタ州スターンズ郡が1万エーカー以上の作付面積となっています。
年々輸入量を伸ばしてきたロールドオーツ・オーツフレークですが、2020年より爆発的な人気を博し、一気に2万5千トンレベルまで輸入量が伸びています。2022年はさらに輸入量が伸び4.5万トンに達しました。2021-2022年ではラトビア・リトアニアからの輸入が急激に伸びてきています。
2023年は輸入量が2021年と同程度の2万3千トンレベルに減少しました。2022年と比べるとフィンランド・カナダからの輸入量がほぼ半減、アメリカからの輸入量は1/10となりました。
HS 1104.12-000