世界各国のオーツ麦生産統計
世界各国のオーツ麦生産量(2023年)
オーツ麦はエンバク(燕麦)とも呼ばれ、小麦、稲、とうもろこしなどの主要穀物の中では6番目に生産量の多い穀物です。一般的に加熱・ロール(圧延)したロールドオーツ(フレーク)や粉末などの形状で利用されています。食物繊維が豊富で栄養価が高く、グルテンを含まないという特徴があります。グラノーラやオートミールなどとして食されるのが一般的です。
2022年の世界のオーツ麦生産量は2,640万トンでした。トップ10はカナダ、ロシア、オーストラリア、ポーランド、ブラジル、フィンランド、イギリス、スペイン、アメリカ、ドイツとなります。トップ3の国で世界全体の44%を、トップ5で54%を、トップ10の国で72%を生産しています。
2023年の世界のオーツ麦生産量は1,880万トンでした。トップ10はロシア、カナダ、ポーランド、フィンランド、オーストラリア、ブラジル、イギリス、アメリカ、中国、スペインとなります。トップ3の国で世界全体の40%を、トップ5で50%を、トップ10の国で69%を生産しています。カナダ西部で降水量が少なかったなど、ロシア、オーストラリアといったトップ生産国で大幅な減産となり、世界合計の生産量が前年比30%減と大きく落ち込みました。
エリア別生産量推移
主要生産国の生産量推移
主要生産地域・生産国の生産量シェア (2023年)
ヨーロッパが世界全体の60%を生産しており、続いて北米18%、その他の地域22%となります。
主要生産地域・生産国の生産量シェア (2022年)
ヨーロッパが世界全体の55%を生産しており、続いて北米23%、その他の地域22%となります。