レーズン統計情報

レーズンの収穫統計、輸出入統計、生産情報などを記載しています。

世界のレーズン生産統計

レーズンはぶどうをそのまま乾燥したドライフルーツです。トンプソン・シードレスなどの皮が薄い種なしぶどうが主に用いられています。

世界のぶどう生産量トップ10は中国、イタリア、フランス、アメリカ、スペイン、インド、トルコ、チリ、南アフリカ、エジプトの順となります(FAO統計2023年分)。生産量トップ3の国で世界の生産量の36%を、トップ5の国で50%、トップ10の国で世界全体の69%を生産しています。中国の生産量が他の国と比べて多いのでマップからは除外しています。


ぶどう生産量推移

2011年以降の生産量推移です。世界全体で年間7000万トン以上が生産されています。

レーズン:アメリカの統計

アメリカではレーズン、生食用、ワイン用、ジュース用といった用途に分けてぶどうの統計を取っています。ここではレーズンの統計情報を取扱います。

レーズン:生産量・作付面積推移

生産量はレーズンに加工する前(乾燥前)の生鮮ブドウの重量です。2019-2021年は夏期の熱波と干ばつになどの天候要因により収穫量は減少傾向にありました。2022年は若干回復し119万トンとなりましたが、2011・2013年と比べると約半分程度の生産量に落ち込んでいます。2023年はこの10年で最も少なく10万トンを割り込み94万トンとなりました。


ぶどう:生産量・作付面積推移

レーズン、生食用、ワイン用、ジュース用の全ての合計です。カリフォルニア州ではレーズン、生食用、ワイン用のぶどうが生産されており、ワシントン州・オレゴン州では主にワイン用、ジュース用のぶどうが生産されています。2018年以降カリフォルニア州とワシントン州のみの統計が公開されています。この2州で590万トンのぶどうが生産されています(2022年)。


レーズン:主要生産州と生産量(2023年)

レーズン、生食用、ワイン用、ジュース用の全ての合計です。

アメリカの統計:輸出統計

2017年まで年間10万トンを超えていた輸出量は現在半減して5万トン前後となっています。


輸出統計:主要輸出相手国のシェア推移

日本が概ね25-30%程度を占めています。

レーズン:日本の統計

レーズン:日本の輸入統計

レーズン:日本の輸入量推移

レーズンの輸入量は年間約3万トンと安定していますが2023年は2万7000トン、2024年2万7500トンと減少しました。輸入量の3/4がアメリカからとなっていますが、2018年以降トルコからの輸入が増えてきています。


レーズン:日本の輸入価格推移

各国の輸入総額を輸入総量で除した数値(算定輸入価格)です。中国からの輸入単価が高くなっているのはアメリカ・その他の国からレーズンを輸入し検品などその他の加工を行い日本へ再輸出しているためと想定されます。