ラズベリー統計情報

ラズベリーの収穫統計、輸出入統計、生産情報などを記載しています。

世界のラズベリー生産統計

世界のラズベリー生産量 (2023年)

世界のラズベリー生産量はロシア、メキシコ、セルビア、ポーランド、アメリカ、モロッコ、ポルトガル、ウクライナ、スペイン、イギリスの順となります(FAO統計2023年分)。生産量トップ3の国の生産量で世界全体の54%を、トップ5の国で71%、トップ10の国で90%を生産しています。FAO統計には日本の生産量が含まれていませんので、農林水産省の生産統計の数値を採用しています。


世界のラズベリー生産量推移

ラズベリーの生産量推移です。2015年以降メキシコの作付面積・生産量が増加しており、世界全体の生産量も伸びる傾向にあります。2022年は全世界で95万トンが生産されています。

ラズベリー:アメリカの統計

ラズベリー:生産量および作付面積推移

2013年以前はカリフォルニア州の統計が無いため除外しております。2015年以降メキシコでの生産量増加に伴いアメリカはメキシコからの輸入量を増やしており、それに伴いアメリカ国内の作付面積・生産量は減少傾向にあります。

2021年は夏期の高温と干ばつにより大きな被害が発生し、記録的な不作となりました。ラズベリーは非常に柔らかいフルーツで機械収穫ができず完全手作業による収穫となります。農業に従事する人手が不足している状況が続いていることや、天候不順により生産量は低いレベルに留まっています。


ラズベリー:主要生産州と生産量(2024年・単位:トン)


ラズベリー:主要生産州の郡別作付面積

最新(2022年版)の農業統計で公開されている郡単位の作付面積をマッピングしました。アメリカ全体で約2万エーカー(a)のラズベリーが栽培されています。

  • ワシントン州はアメリカの作付面積の51%を占めています。カナダ国境に近いワットコム郡でそのほとんどが栽培されており、州の作付面積の88%を占めています。
  • カリフォルニア州はアメリカの作付面積の31%を占めています。サンタバーバラ郡とヴェンチュラ郡の作付面積が大きく、この2郡で州の作付面積の77%を占めています。
  • オレゴン州はアメリカの作付面積の9%を占めています。ウィラメットバレーと呼ばれる州中央部のワシントン郡、マルトノマ郡、クラッカマス郡で州の作付面積の65%を占めています。

ラズベリー:日本の統計

ラズベリー:日本での生産量(2021年)

日本の2021年のラズベリー生産量は5.4トン、北海道、秋田県、山形県で栽培されています。


ラズベリー:日本での生産量推移

2012年までは山梨県・長野県でも栽培されておりましたが、2015年以降、北海道、秋田、山形のみで栽培されています。