国産柑橘統計情報

国産柑橘類の収穫統計、輸出入統計、生産情報などを記載しています。

国産柑橘統計情報

農林水産省が公表している作況調査(果樹)及び特産果樹生産動態等調査のデータを図示しています。

国産レモンの統計は「レモンの統計」のページに個別に記載しております。下のリンクよりレモンの統計ページをご覧下さい。


レモンの統計情報

温州みかん:都道府県別生産量(2023年)

全国では2023年は68万1,600トンの生産量でした。日本では和歌山県、愛媛県、静岡県、熊本県、長崎県、佐賀県の順で生産量が多く、この6県で52万トンを生産しており、全国の76%に相当します。


温州みかん:生産量および作付面積推移

みかんは豊作(表年)と不作(裏年)を交互に繰り返す傾向にあります。2022/2023年は猛暑などの影響もあり70万トンを下回る収穫量となっています。

作付面積は2010年には4万6000ヘクタールあった温州みかんの作付面積は年々減少しており、2023年には3万5,400ヘクタールとなっています。生産者の高齢化、労働力不足などで廃園や規模縮小などに加え、1990年代初期に海外からオレンジ、グレープフレーツなどの果実・ジュースの輸入が自由化されたこともありみかんから他の柑橘への転換が進んでいることなどが理由です。

デコポン(不知火):都道府県別生産量(2022年)

デコポンの2022年の全国生産量は35,000トンで、熊本県が最も多く9,300トンと全国の26%を生産しています。


デコポン(不知火):生産量および作付面積推移

温州みかん同様、作付面積および生産量は年々減少しています。

ナツミカン:都道府県別生産量(2022年)

ナツミカンの2022年の全国生産量は27,000トンで、鹿児島県が最も多く11,000トンと全国の40%を生産しています。


ナツミカン:生産量および作付面積推移

温州みかん同様、作付面積および生産量は年々減少しています。

八朔(ハッサク):都道府県別生産量(2022年)

ハッサクの2022年の全国生産量は24,000トンで、和歌山県が17,700トンと全国の74%を生産しています。


八朔(ハッサク):生産量および作付面積推移

温州みかん同様、作付面積および生産量は年々減少しています。

伊予柑:都道府県別生産量(2022年)

伊予柑はその名前の通り、愛媛県で全国生産量21,000トンの92%に相当する19,300トンが生産されています。


伊予柑:生産量および作付面積推移

温州みかん同様、作付面積および生産量は年々減少しています。

せとか:都道府県別生産量(2022年)

せとかは外観がきれいで皮が剥きやすく近年生産量が増えてきている品種です。2022年では全国で6,000トンが生産され、主に愛媛県で栽培されています。


せとか:生産量および作付面積推移

2010年と比べると生産量は倍増、作付面積は24%増えました。

柚子(ユズ):都道府県別生産量(2022年)

柚子の2021年の全国生産量は18,100トンと昨年の22,900トンから20%減と不作でした。高知県が9,200トンと昨年の11,700トンから大幅に減少しましたが、他の主要産地も生産量が減少したため高知県が引き続き全国のほぼ半分を生産しています。


柚子(ユズ):生産量および作付面積推移

国産の柚子は海外でも人気で輸出量も増えてきています。一方で生産量はあまり伸びておらず作付面積・生産量共に2020年から減少傾向にあります。


柚子(ユズ):高知県市町村別作付面積(2020年)

市町村作付面積(ha)
香美市153
北川村137
安芸市122
大豊町70
高知市61
三原村51
馬路村50
四万十市44
四万十町38
安田町37
室戸市34
香南市18
土佐町14
いの町13
梼原町12
津野町12
仁淀川町8
東洋町7
本山町3
奈半利町2
越知町2
黒潮町2
宿毛市1
田野町1
芸西村1
佐川町1

カボス:都道府県別生産量(2022年)

カボスの生産量は全国で5,860トン。その内99%に相当する5,800トンが大分県で生産されています。


カボス:生産量および作付面積推移

一時期作付面積が減少しましたが、2014年以降少しずつ回復してきています。


スダチ:都道府県別生産量(2022年)

2022年のスダチの生産量は全国で2,417トンと前年の4,100トンから40%以上の減産となりました。 その内98%に相当する2,400トンが徳島県で生産されています。


スダチ:生産量および作付面積推移

年々作付面積、生産量共に減少してきています。