桃(ピーチ)の統計情報

桃(ピーチ・ネクタリン)の生産量、生産シェア、主要生産国の生産動向、輸出入統計、アメリカ本の生産量や州・郡別生産量、日本の都道府県別生産量などをお伝えしています。

桃(ネクタリンを含む)の生産量

世界の桃(ネクタリンを含む)の生産量トップは中国で2位のイタリアの15倍の1680万トンを生産しており、中国だけで世界全体の64%を生産しています。そのためマップから中国は除外しています。トップ10は中国、イタリア、トルコ、ギリシャ、スペイン、アメリカ、イラン、チリ、エジプト、モロッコとなります。トップ10の国で世界全体の87%を生産しています。


主要生産国生産量推移

桃(ネクタリンを含む)の全世界の生産量は約2,500万トンです。年々わずかではありますが生産量が伸びてきています。


主要生産地域・生産国の生産量シェア

アジアが世界全体の67%を、続いてヨーロッパ、北南米、中東と続きます。

アメリカの統計

アメリカ主要生産州での生産量(2023年)

アメリカで生産される桃(ネクタリンを含む)の主要生産地はカリフォルニア州が全米生産量の約80%を占め圧倒的1位です。続いて南部サウスカロライナ州・ジョージア州、東部のペンシルバニア州・ニュージャージー州でトップ5となります。この5州で全米の約97%の桃・ネクタリンを生産しています。


アメリカ主要生産州での生産量推移

アメリカで2021年生産された桃・ネクタリンは70万トンで、ここ10年年々減少を続けており2012年と比べると40%程生産量が減少しています。2023年にはついに60万トンを割り込み58.8万トンなりました。

アメリカ主要生産州の郡別作付面積

カリフォルニア州の郡別作付面積

カリフォルニア州が圧倒的に生産量・作付面積が多いため別にマッピングしております。またカリフォルニア州は桃とネクタリンそれぞれの作付面積をマッピングしております。桃はアメリカ全体の38%、ネクタリンはアメリカ全体の88%の作付面積を有しています。

桃の作付面積

ネクタリンの作付面積


カリフォルニア州以外の主要生産州・郡別作付面積

アメリカで生産される桃(ネクタリンを含む)の主要生産地はカリフォルニアでアメリカの総作付面積の約46%を占め圧倒的1位です。続いて南部サウスカロライナ州・ジョージア州、東部のペンシルバニア州・ニュージャージー州でトップ5となります。この5州で全米の約74%の桃・ネクタリン作付面積を占めています。

日本の統計

日本のもも生産量推移

2009年には15万トンを生産していましたが、年々生産量は減っており、2020年には10万トンを割り込みました。2009年と比べて35%減少となっています。ここ近年は10~12万トンの生産量となっています。


日本の都道府県別もも生産量(2023年)

日本全体で2023年のももの生産量は109,500トンでした。都道府県別に見ると、生産量トップは山梨県で33,400トン、続いて福島県で28,500トンとなっています。上位5県(山梨県、福島県、長野県、山形県、和歌山県)で日本の80%のももを生産しています。

日本の輸入統計

生鮮もも輸入統計

輸入の大部分がアメリカです。

HS 0809.30-000

冷凍もも輸入統計

冷凍ももの内、加糖していない「その他のもの」の輸入統計です。年間3,000トンを超える量を輸入しており、その大半が中国からとなっています。

HS 0811.90-240

加工もも輸入統計

缶詰・パウチなどのもも加工品(シロップ漬けなど)のうち、パルプ状のものを除いた「その他のもの」の輸入統計です。

HS 2008.70