ワイルドブルーベリーは米国およびカナダ北東部でのみ自生するローブッシュ(low bush)のブルーベリーです。
ワイルドブルーベリーとクランベリーは緯度が高く夏場の日射時間が長い地域で育ち、氷河が後退してできた厳しい環境で生き抜くためにアントシアニンをたっぷり作り出します。

ワイルドブルーベリーの収穫
梢の高さが30cm程度と非常に低く、収穫は専用のハーベスターを用いる場合もありますが、機械の入り込めない険しい地域や、石・岩の多い地域ではレーキ(熊手)で手作業での収穫を行っています。
一度収穫すると次に実をつけるのは2年後。収穫後は伸びた梢を切り払い、成長を促します。

ワイルドブルーベリーと四季
ワイルド(野生種)だから「栽培」ではなく、自然と共存しながら成長を見守る。種や苗で増やすことができず、地下茎が自然に伸びるのを待つしかありません。人間は石や岩を取り除いたり、短い開花期に受粉できるよう養蜂家を呼び寄せたり、収穫後に害虫や雑草から守るために焼き払ったり、冬の間凍らないように植樹をしたりすることでワイルドブルーベリーが増えるのを助けることしかできません。