ブルーベリー・ドライブルーベリーに関する良くあるご質問
ドライブルーベリー製品の原産国はどこですか?
ドライワイルドブルーベリーの原産国、主原料であるワイルドブルーベリーの原産国は共に「カナダ」です。
ワイルドブルーベリーは米国およびカナダ北東部でのみ自生しています。弊社が取扱うFruit d'Or社が使用するワイルドブルーベリーはケベック州の自社農園・契約農園及びニューブランズウィック州の契約農園で栽培されており、原産国は「カナダ」となります。ドライブルーベリーはワイルドブルーベリーを糖漬けし、乾燥した「製品」であり、その製品の製造を行っているのがFruit d'Or社ケベック州の工場で、原産国は「カナダ」となります。
例えばお客様が日本国内でドライブルーベリーを小分け包装する場合、消費者庁・加工食品品質表示基準では小分け包装行為は「製品の内容を実質的に変更する行為」では無いとされておりますので、原産国名は「カナダ」のままとなります。
ワイルドブルーベリーはビルベリーや栽培種とは違うのですか?
いずれも科学的な分類では近縁種ですが、ビルベリーは異なる「節」に属しています。ワイルドブルーベリーと栽培種(カルチベイト)ブルーベリーは「節」も同じとなります。
詳しい分類については下の画像をご覧下さい。
食品添加物は使用されていますか?
日本に輸入されるドライワイルドブルーベリーでは使用しておりません
ドライワイルドブルーベリーの製造では一切添加物は使用しておりません。同一工場で製造されている他の製品ではグリセリンが使用されておりますが、製造を切り替える際に充分な洗浄を行っており、交差混雑(クロスコンタミネーション)のリスクは限り無く低くなっています。
加工助剤は使用されていますか?
使用されています
乾燥設備で使用する離型油としてひまわり油を使用しておりますが、ドライワイルドブルーベリーに噴霧しているひまわり油と同一のものです。
ドライワイルドブルーベリーの残留農薬は?
使用していますが、ドライブルーベリーの残留農薬などは日本の法規に準拠しています
農薬について
安定して高品質なフルーツを生産・供給するために必要最低限の農薬を使用しています。
ワイルドブルーベリーへの農薬の使用は、使用前にカナダ州政府に使用の理由や使用する農薬などを記載した申請を行い、許可を受ける必要がございます。使用した農薬やその量、散布方法や使用の理由などすべての情報が記録されており、製品のロット番号から農薬使用履歴を完全に追跡できるトレーサビリティを有しております。ワイルドブルーベリーと農薬については下のボタンより詳細をご覧下さい。
化学肥料について
増え続ける需要に応えるためワイルドブルーベリーも毎年増産を行っております。しかしながら、ワイルドブルーベリーが生育するエリアは岩地や山地・丘陵地帯であり、栽培種のように簡単に農地を整えて栽培面積を拡大することはできません。
安定して高品質なフルーツを生産・供給するために、土壌成分の分析などを行った上で必要な肥料を使用しています。また一部降雨量が少なく、自然水の乏しいエリアでは灌漑も行っております。
ドライワイルドブルーベリー製品にはGMO(遺伝子組換え)が含まれますか?
含まれておりません
製品の基原原料であるワイルドブルーベリー、さとうきび、りんご、ひまわりでは遺伝子組換え作物が存在せず、ドライワイルドブルーベリーにはGMO(組換え遺伝子)は含まれておりません。
アレウギー表示は必要ですか?
「りんご」のクロスコンタミネーション表記が必要です
砂糖漬けドライワイルドブルーベリーではアレルゲンを含んだ原料を使用しておりませんが、りんご果汁漬ドライワイルドブルーベリーでは「りんご」が使用されております。
製造前後でたんぱく質が残存しないように徹底した洗浄を行っており、洗浄後に拭き取り検査を行いアレルゲン残存が無いことを確認しておりますが、カナダではりんごがアレルゲンでは無く、洗浄後のアレルゲン残存検査ではりんご由来のたんぱく質が残存しているかどうかの確認ができません。
そのため、「本品製造工場ではりんごを用いた製品を製造しております」などのコンタミネーション表記が必要となります。
賞味期限はどのくらいでしょうか? その根拠は?
定められた保管条件下で製造後18か月になります
賞味期限はお客様の製品保管状況により異なりますが、未開封で直射日光の当たらない常温保管では弊社での製造後18ヶ月の保管が可能です。長い賞味期限を実現するために弊社では、ワイルドブルーベリーの中の水分をゆっくり時間をかけて、糖と置換して、ブルーベリーの水分活性を微生物が増殖できないレベルまで下げることで、長期間安定して保管できる製品をご提供しております。
Fruit d'Or社製ドライブルーベリー製品では微生物の増殖や腐敗により品質が劣化する心配は無く、時間と共に色や風香味が劣化していくためにある期間を経過すると、弊社が設計した「おいしさ」の基準を下回るため、現在は18ヶ月という賞味期限を設定しております。
水分活性・微生物の増殖と賞味期限の関係についてはこちらをご参照下さい。
保管温度が25度以上になる場合、またお客様で小分けや袋詰め、他の加工食品の原材料として使用され、直射日光や蛍光灯の明かりなどにさらされる場合は、コーティング油(植物油脂)が酸化し特有のにおいを発生させたり、色が変色する可能性がございます。
砂糖を使わずにドライブルーベリーは作れないのですか?
ブルーベリーはもともと糖質が少なく、糖漬せずにそのまま乾燥すると固く小さく縮んでしまいそのままではおいしく食べられません。
フルーツによってはぶどうのように単純に乾燥することができ、美味しくそして食べやすいドライフルーツになります。一方でフルーツによってはそのまま乾燥すると縮んでしまったり、固くなったりします。あるいは柔らかすぎてそのままでは乾燥できないフルーツ(イチゴやラズベリーなど)もあります。そのようなフルーツでは果実内部の水分を糖分と置き換えることで、縮まず柔らかい食感を保った状態でドライフルーツにすることができます。
粒の小さなワイルド(野生種)ブルーベリーはもともと果実に含まれる糖質が少なく(果実100gあたり9.6g)、そのまま乾燥すると固く小さく縮んでしまいそのままではおいしく食べられません。そのため糖漬けしてブルーベリーの中にある程度糖分を染み込ませてから乾燥することが必要になります。ブルーベリーを糖漬けして乾燥したドライブルーベリーの糖質(79.5g)はぶどうをそのまま無添加で乾燥したレーズンの糖質(76.6g)と大きな差はありません。
Fruit d'Orでは「BlueFlake」と呼ばれる無添加ワイルドブルーベリー100%をそのまま乾燥した製品もございます。
ドライワイルドブルーベリーを原料として加工食品を製造する場合の原料原産地表示は?
カナダとなります
平成29年9月1日より改正となった食品表示では全ての加工食品の原材料の産地表示が求められています。加工食品の原材料の中で一番多く使用されている原材料について、その原産地の表示が必要となります。
弊社のドライワイルドブルーベリー、ドライクランベリー、その他製品を使用して加工食品を日本国内で製造し、弊社製品が原材料表示順で一番最初になる場合、原産地表示が必要です。例えばドライワイルドブルーベリーを使用した加工食品(例:焼き菓子)を製造する場合には;
原材料名:ドライワイルドブルーベリー(カナダ製造)、小麦粉、砂糖......
という表示となります。